【本のレビュー】保険のエンドを極める。
みなさん、こんにちは
大阪歯科医師のDr.Osaです^^
今日は最近勉強した本のレビューを紹介します。
2019年1月10日にクインテッセンス出版から出版された
保険のエンドを極める 牛窪敏博 先生の著書です。
いわば日本の根管治療のプロフェッショナルな先生です。
私自身、牛窪先生とは面識があり
私が歯内療法医を志すきっかけとなった先生の一人であり
牛窪先生の歯科医院に見学に行かせていただいたこともあります。
その時に未熟な私にアドバイスと励ましの言葉をいただいたことを
今でも鮮明に覚えています。とても尊敬できる方です。
アマゾンの紹介文にはこのように書かれています。
「エンド専門医である筆者が保険診療を念頭に一般開業医が手掛けるベーシックな内容に絞って、押さえておくべきポイントやテクニックを写真やイラストを交えてわかりやすく解説。
取り上げた症例は、実際に保険診療で行われた、よく目にするような16ケースを選定。
さらに巻末には、主に若手歯科医師から寄せられた根管治療に関する30の質問に答えるQ&Aのコーナーを設けた。効率的かつ質の高い治療技能の習得に役立つ必携の1冊。 」
読んだ感想としては
すごく写真が豊富でよくまとまっていて非常にわかりやすい!!
そして本当に安価な材料を使ってクオリティの高い歯内療法処置を実現させています。
巻末のQ&AもGPの先生がよく疑問とすることを
非常に明確にわかりやすく書かれています。
そして前書きの文章は実に私が言いたいことをはっきり言ってくれていて
感動しました。
歯内療法処置は保険の点数が安く
毎回薬の交換だけで終わらせてしまっている先生が多いのですが
逆に時間をかけすぎていて
ルールを守ったうえでそういった器具を用いて短時間でエンドをしたほうが採算がとれる医院も多く存在すると思います。
今後保険でエンドをしていこうとする先生にはぜひ読んでいただきたい一冊です。